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節分といえば2月3日を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は年に4回あるということをご存知でしょうか?
なぜ、2月3日のみが有名なのか、節分の由来は何かを調べてみました。
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節分について
節分という言葉には、文字にもあるように季節を分けるという意味があり、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日のことを節分と呼びます。
一般的に知られている節分は2月3日で、立春の前日で冬の節分にあたります。
春の節分は5月4日頃、夏の節分は8月6日頃、秋の節分は11月6日頃と続きます。
2018年の夏の節分は8月6日です。
現在使用されているカレンダーの日付は新暦ですが、節分のように昔から伝わる年間を通して行われる季節の節目やそのほかの行事に関しては中国から伝わった旧暦が使われているので、実際の季節感と少しずれがあります。
旧正月がそれに該当します。
昔は、節分に農作物の恵みに感謝をし、季節の変わり目に生じるといわれていた邪気を払うための行事が行われていたそうです。
節分に「鬼は外、福は内」と言って豆をまいたり、歳の数だけ豆を食べる風習はそれらの名残といわれています。
江戸時代からは、節分のことを旧正月にあたる2月3日のことを言うようになりました。
地方によって違いがあるかもしれませんが、他には節分にはイワシを食べるなどの風習があります。
また、近年欠かせないのが大阪から伝わってきた恵方巻です。
現在は、節分になると恵方巻を食べる風習が大阪だけでなく全国で展開されています。
恵方巻は、普段の海苔巻きと食べ方が少し違っていて、毎年変わる方角を向いて願い事を思いながら無言で恵方巻を1本かぶりつくと願いが叶うといわれています。
恵方巻の起源については諸説あるようですが、縁起ものであることは間違いなさそうです。
そのため、節分が近づくとお寿司屋さんだけでなく、海苔・卵・かんぴょうなどを扱う会社や恵方巻を販売するお店も忙しい時期だと思います。
節分当日は予約がなくても購入できるよう、工夫を凝らした恵方巻がお店に並びます。
夏の節分
ここ最近は、立秋の前日を夏の節分としてPRしています。
二十四節気では秋の入り口ですが、実際はまだ暑い時期なので夏の節分と呼ぶようです。
今のところ、2月3日に行う豆まきのようなことは特に広まっていないようですが、メインは2月3日同様、恵方巻をその年の方角を向いて無言で一本食べることです。
(2018年の恵方は、南南東です)
夏は暑くて食欲が落ちがちな時期なので、2月3日とは違ったバリエーションの恵方巻を販売しています。
食べ物の廃棄について
一方で、毎年同じような事も起きてしまいます。
ここ最近の2月3日の節分の際には、恵方巻競争が白熱しすぎてスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで消費期限の関係上、多数の売れ残りが廃棄となり、問題にもなりました。
消費されなかったという理由で、せっかく作られた恵方巻が廃棄になることはもったいない事ですが、一部のお店では店頭に並ぶことなく廃棄になった食品が今年も大量にあったと報道で知りました。
そのため、これまでのことを踏まえて、今年2018年2月3日の節分は恵方巻の廃棄がないよう、売り切れ御免のスーパーマーケットがあったようです。
元々、節分は、農作物の恵みに感謝するという意味が込められた日なので、余った食品を廃棄することは、本末転倒になります。
行事は楽しいですが、今後は食品の廃棄が減っていくことを願っています。
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まとめ
新たにPRされる行事は、最初は浸透するまで時間がかかります。
日本には、節分や土用の丑の日のように、消費者は食をきっかけに季節を楽しむ日がいくつかあり、製造・販売する人たちは毎年やってくる書き入れ時なので売り上げを伸ばします。
夏の節分も、この先いろんなメーカーが賛同して浸透していくかもしれません。
食品廃棄などの課題はあると思いますが、浸透していくと夏の風物詩が一つ増えて楽しくなりそうです。
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