ペットボトルキャップのリサイクル方法と様々な課題について

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ペットボトルのキャップ

                              (写真はイメージです)

飲み終わったペットボトルのキャップはどのように処理していますか?

自治体のやり方に沿ってゴミとして廃棄したり、リサイクルしたりと処理の方法は様々で、工作手芸の材料に使う方もいます。

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ペットボトルのキャップ、回収ボックスはいずこへ?

リサイクルボックス

何年も前の話になりますが、知り合いの方からペットボトルのキャップを捨てずに集めて欲しいと言われたことがあり、集めるのに時間はかかりましたが一度だけ回収していただきました。

その知り合いの方とは会う機会がなくなったのですが、また他にも回収しているところがあるかもしれないと思い、それからもキャップを集める習慣は継続していました。

また同じく長い時間をかけて集めたので、スーパーの袋(40号)一杯分ぐらい集まりました。

数年前までは、公共施設などでペットボトルのキャップの回収ボックスをよく見かけましたが、いつの間にか見かけることが少なくなりました。

以前は、メルカリでペットボトルのキャップが出品するのが話題になりましたが、元々値段が付いていないようなものなので出品しても需要があるかどうかは不明です。

もし、これまで集めてきたペットボトルのキャップがリサイクルとして出せるのであれば、これまで集めてきた甲斐があると思います。

エコキャップ運動について

医療

ちなみに、ペットボトルのキャップを集めてリサイクルする運動を、エコキャップ運動とよんでいるそうです。

私の知り合いの方も、エコキャップ運動の一環として集めていたのだと思います。

たくさん集めて業者に販売し、その売上で発展途上国の子どものワクチンを購入して寄付をします。

一人分のワクチンにかかる費用は約20円です。

買い取られたキャップは、メーカーにより他のものに生まれ変わるという流れのようです。

(例:うちわの骨組みの部分・文房具など)

この運動の元々の発端は、当時高校生だった女の子がペットボトルのキャップがリサイクルの材料にならないかと考え、結果的に全国的に広まったようです。

メリットにはデメリットがつきもの、とはいえ…

渋滞

女子高校生のアイデアを基に、リサイクル業者の方々が工夫して手を尽くしているようですが、いろいろと問題もあるようです。

公共施設や学校などで集められたキャップは受け入れ業者に渡すことになりますが、業者へ持ち込みができると問題がないようですが、遠方の場合は寄付するペットボトルのキャップ以上の発送費がかかってしまいます。

また、トラックで運送する場合は燃料代人件費などなどたくさんの経費が発生します。

ペットボトルのキャップの素材は、ポリエチレンポリプロピレンの大きくこの二種類に分けられているそうですが、一緒に集まってしまうため数が多すぎて区別は出来ない状況です。

区別をする装置が開発されましが、一台5000万円という高額な装置のため、普及まで至っていません。

また、リサイクルとしてボックスに入れられても、間違えて異物が混ざってしまったり、キャップそのものに汚れ懸賞用のシールなどが付着している場合は、それらを取り除く手間や機械を動かす際に大量の燃料が必要で、同時に大量の二酸化炭素が排出されます。

この後に、やっとキャップの洗浄脱水乾燥粉砕溶融などの工程が行われますが、ここでも大量の燃料が必要であり、同時に大量の二酸化炭素が発生します。

もちろん、工場でも人件費が発生します。

ちなみに、ペットボトルのキャップは1kgで430個ぐらいで、買取価格は1kg10円ぐらいなので想像以上に安価な相場ということがわかります。

一人の子供がワクチンを受けられるにはペットボトルのキャップが860個ぐらい(2kg)必要です。

最初からポリエチレンとポリプロピレンに分けられているリサイクル品の買取価格と、ペットボトルのキャップの買取価格とでは約200円の差があります。

ペットボトルのキャップをポリエチレンかポリプロピレンどちらかに統一するとか、買取価格の値上げに関して見直してもらうとか、世間ではいろいろな意見があるようですが、実際には難しいようです。

環境問題は一人一人の心がけが大切

煙突

この運動に関しては社会に定着したころ、キャップを集めて業者に買い取ってもらった機関のお金の問題などがきっかけで、ペットボトルのキャップを入れるボックスが一時減少したようです。

詳細に関しては割愛します。

また、先ほど記載した内容などがデメリットととらえられたことも一因と考えられます。

コストがかかることは現在の段階では否めませんが、これまでにたくさんの子どもたちが助かったという実績があります。

環境問題に関しては重要な課題なので、ペットボトルのキャップをリサイクルとして集められる場合は、飲料などの汚れ・カビ・懸賞用のシール・キャップ以外の異物を取り除いていただけると、今後はこれまでと違った良いやり方の糸口が見いだせるかもしれません。

また、ペットボトルのキャップのみが対象ですので、ケチャップやマヨネーズ・酢のキャップなどは対象外です。

金属類などは混ざらないように気を付けましょう。

一人一人の心がけで、問題の大きさが小さくなることは可能だと思います。

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まとめ

葉っぱ

ペットボトルのキャップを回収ボックスに入れるときの注意点

・キャップに汚れやシールがあったら取り除き、乾燥しておきます。

・ペットボトル以外のふたは回収できません。

ペットボトルのキャップ回収に関しては、現在もスーパーマーケット市町村の機関、企業などで回収しています。

福井県には無いので残念ですが、イオンでも回収しているようです。

私も日頃は気が付きませんでしたが、時々利用するスーパーマーケットで回収ボックスを見つけました。

エコキャップ運動に関して調べてみると、コスト面や環境問題・雇用問題など今まで知らなかっただけで様々な問題や影響が大きいと感じました。

今後は課題が多いですが、本末転倒にならないような良い影響がある運動になることを願っています。

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