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先日、テレビをみていたら漢字の書き順が出ていました。
それが、私が小学校で習った覚えがある書き順と違っていたのです。
たまたま違いに気づいたのですが、少し気になったので調べてみました。
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やっぱり書き順が違う!
私が学校で習った漢字の書き順と違う場面に巡り合う機会が今までにも何度かありました。
とはいっても、私が小学校で習ったのはもう何十年も前の話です。(昭和40年代生まれです)
それまでは自分の書き順の違いに気づいたときは、多少の違和感はあったものの、すぐに忘れたり気のせいだと思っていました。
たとえば、『上』という漢字。
現在、小学校で習う書き順は縦線が一画目だそうです。
私は、横線が一画目で縦線が二画目で書いていました。
”ト”の部分が『上』と似ている漢字の『点』も、縦線が一画目です。
『店』は、縦線が四画目です。
『感』と『盛』は、一画目が”ノ”の部分です。
私は今まで一画目に横線を書いていました。
『田』や『由』の中の部分(3画目~)は、縦線が先でその後で横線を書き、下を閉じます。
『書』という漢字の場合は、縦線は6画目で”日”の前に書きます。
『必』という漢字は、真ん中の上のほうにある点を一画目に書き、二画目が”ノ”の部分、三画目に”ノ”に交差する部分を書き、最後に平仮名の”い”のように点々を書きます。
追記(2018年4月13日)
書き順が違う理由
調べた結果、1958年(昭和33年)に当時の文部省が作成した『筆順指導の手引き』によると、基本的な書き順は変わっていないとのことです。
まだ60年ぐらいしか経っていないので意外と歴史は新しいように感じます。
中には書き順が2つ以上示されている漢字があるのだそうです。
ほんの一部ですが、上・点・店・感・盛・必・発・祭・田・由などです。
上・点・店・感・盛・田・由に関しては、恐らく私が今まで書いてきた書き順でも間違いではなかったようです。
『書』という漢字は、私が今まで書いてきた書き順は見つけられませんでしたが、今後は改善しようと思います。
【2018年 3月27日(火)放送 TBS系列 「この差って何ですか?」】ご出演
広島大学 教育学部松本仁志教授によると、
書き順の違いは、書道の書き方の影響や地域によって違いが生じたということも考えられるそうです。
追記(2018年3月27日)
2つ以上書き順がある漢字に関しては、数十年前は今現在推奨されている書き順とは違うものを習っていた可能性も考えられます。
今は、現在の小学校で習う書き順が基本的な書き順となっているようです。
親世代と子世代の漢字の書き順が違うという話を聞いたことがありますので、推測ではありますが納得できました。
ちなみに基本的な書き順は、上から下へ、左から右へと書くよう成り立っているそうです。
そして、驚くことに書き順にはあまり重きを置いていないとのことです。
そういうと元も子もなくなりますが、多少違う書き順でも問題はないということです。
ただ、整った字が書きやすいなどの理由があって基本的な書き順があるので、参考にするのがよいと思います。
結果的には、書き順も大事ですが正しい文字を書くことがもっと大事なことなのですね。
個人的な意見としては、書道やペン習字などの教室に通う場合や、子どもに教えるには基本的な書き順のほうが良いような気がします。
時と場合によりますけどね。
楷書と行書
例外ですが、楷書と行書とでは書き順が違う文字が一部あります。
(例:書・上・無など)
楷書(かいしょ)…字画を崩さない書き方。
行書(ぎょうしょ)…楷書の画を少しくずしたもの。
旺文社 国語辞典 第十版 より抜粋
そこで、私の書き順が基本的な書き順と違っていたという理由は、こうではないかと分析しました。
私が就職したころはまだ世間は手書き文書が主でした。
(当時は時々ワープロを使用しました)
字を書く機会が多かったので、自然と身についた行書と小学校の時に習った楷書の書き順が、混在してしまったのだと思います。
または、最初から別の書き順で覚えてしまい、書いていた漢字もあると思います。
少しモヤッとしていたものがすっきりしました。
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まとめ
いかがでしたか。
漢字の書き順についてまとめてみました。
・基本的な漢字の書き方は、1958年(昭和33年)以来、変更していない。
・基本的な書き順と違っていたら、2つ以上の書き順が存在する漢字、楷書と行書の混在化、又は書き順の記憶違いの可能性が高い。
・基本的な書き順は存在するが、そもそも絶対こうしなくてはいけないという決まりではない。
・つまり、間違えた書き順というのは、よほどのことがない限りない。
・結果、書きやすい書き順でよい。(時と場合による。⇦個人的意見)
・一番大事なのは、字を正しく書くこと。
・漢字の書き順の違いは、書道の書き方の影響や地域によって違いが生じたということも考えられるそうです。
追記(2018年3月27日)
書き順について調べてみたら、予想していたこととは違う結果になりました。
ハッキリした決まりみたいなものが存在するものと思っていたので、少し力が抜けました。
ただ、何事にもいきさつがあり、いろんな方たちが関わってきて今の状態や”大人の事情”もあるのだと思います。
今度からは、書き順を意識するときれいな文字が書けるような気がします。
国語は答えが一つではないところが面白い、とよく聞きますが、まさにそうですね。
何事にも柔軟な答えを出すと、視野が広がるということを改めて確認できました。
参考になれば幸いです。
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